ペネロペの星 きれい penerop963.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

おさわがせ!これは井上涼のブログです。Twitterのアカウントはkitsutsukijanaiです。YouTubeのチャンネルはTanoshimidaZです。INOUERyo


by PeNeRoPe963_frien
プロフィールを見る
画像一覧

<   2013年 05月 ( 5 )   > この月の画像一覧






私がゲイだとカミングアウトするようになってから5月12日で8年。もうすぐ10年に手が届きそうです。毎年なにかしら文章を書いてこのブログに載せているので今年も書くことにします。
(これまでに書いたものへのリンクは文末に。)

でも書くことは毎年だいたい同じです。
カミングアウトして好きなものを好きと言えるようになったからよかったということと、でも人によって感じ方や扱い方扱われ方が違うのでカミングアウトを誰にでもおすすめするわけではない、ということ。今年もそれは同じです。(文末のリンク参照)


それプラス今ならではのことも書いておこう。
ここ最近、作家活動のほうで「いっしょに何かやりませんか?」と依頼をいただくことが増え、それに伴いワークショップなどで人前に出していただくことも増えました。たぶんまだしばらく増えていくと予想されます。
そうした時にすこし悩むのが女装するかしないかということです。「井上涼が人前に出るときに女装で出るか女装じゃない格好で出るか」ということについて悩んでいるなんて今のところ宇宙で私一人でしょう。それはいいとして、どうして悩むのでしょうか。こういう文章を書くのは年に一回くらいしかないから、考えてみよう。

d0151007_14544754.jpg

↑関係ないけどかっこいい人01ジョセフゴードンレヴィット…


私は作品のなかで女装することがたまにあります。たまにというか実写の映像作品ではほぼ100%女装しています。それは自分を作品に出してしまうというちょっとナルシスト的で恥ずかしい行為を、茶化してバランスをとるためだと思われます。正当化するというか。あとウケねらいという目的ももちろんあります。ウケねらい風にすることで正当化しているのかも。


日常生活では女装はしていません。それは世間からの白い目に勝てない(やはりものすごい目で見られます。多少の経験あり)のと、根本的にそれほどには女装に熱意がないのが理由です。このことを考える時、数年前に一度だけお会いした、日常的に女性の格好をしている男性のことをよく思い出します。その人は20代半ばになってから日常的に女性の格好で生活をするようになったそうです。そして「日常的に女性の格好をするようになって初めて、やっとふつうに呼吸ができるようになった気がした(これは比喩表現でありそういう症状をお持ちだったのではありません)」とおっしゃっていました。それほど切実な思いをしている方もおられるのに対して、私にとって女性の格好をするということはもうすこし軽いアクセサリー的なことだと思われます。この格好のほうがウケるしなんかパワーが出る気がする〜、というような軽さ。


というところでさっきの「なんで人前に出る時に女装するかどうかで悩むのか」という話に戻ります。それには二つ理由があります。一つは「そんなに女装に熱意のない私が女装して人前に出るのは畏れ多い」という気持ちがあること、またもう一つは「人前に出るゲイの人みんながみんな女装していても世間に誤解を与えそうだ」という気持ちがあることです。二つめの理由についてもややくわしく説明を書いておこう。なにしろ年に一回だからな。

私はそこまで熱心にテレビを見るほうではなく、ましてやテレビが壊れていて画面の3/1がきれいなストライプ模様になってしまっているので(雨の日の翌日は3/2がストライプに…)、あまりテレビ事情をくわしく知っているほうではありません。でもここ数年のいわゆる「オネエキャラ」諸先輩方の世間への浸透ぶりは分かります。念のため書いておくと私は今からオネエキャラ批判を書くのではありません。わたしオネエリスペクト派!
でも公の場に出てくる同性愛者がオネエキャラONLYだとそれはそれで「ゲイは全員女装するものだ」という思い込みが育ってしまいそうです。だから、わたしは井上涼については自分がゲイだということをまあまあ押し出しはするけれども、女装はしてもしなくてもいいのではないかなと考えています。これは真崎航さんも似たようなことをインタビューで言ってた。

d0151007_1455495.jpg

↑かっこいい人02綾野剛…



でも私のお客さんには女装を楽しみにしておられる方も多いのは事実〜。去年の個展で毎日女装でお客さんに接して実感しました。だから期待にはお応えしたいと思いつつ、上のような理由もあり女装するかしないかいつも「ちょっと悩む」、というのがカミングアウト8周年現在のわたしでございます。で、この文章を書いているうちに思いましたが、この件については自分しだいであることが多いので、女装するかどうかはケースバイケースで決めるしかないなあ。激しく「やめてくれ!」と言われてその理由に納得するなどしたらやめるしかないけど、いままでの経験ではむしろ「どちらでもいいけど、女装して盛り上がるならやってほしい」という空気のほうが多い。そうした際にどうするのか。二回に一回女装、とかにするのか!?そこは自分の気分も含めたその場の空気を読んで合わせて行くしかないな。


という8周年☆
自分の微妙な(ほんとに絶妙に超微妙な)知名度の上昇にともない、こういうやや思想的?な内容の発言をすることが少しずつ怖くなってきますが、一年に一回くらいはこうやって現状を記していこうと思います。「オピニオンリーダー」(よく分からないけど何かみんなの気持ち代弁したい!聞いて!みたいな人?)といったものになるつもりはないしなれるともなりたいとも思ってはいませんが、そういう状態にあるということを文章で形にしておきたかったのでした。
付け足しっぽいけど私は生まれてよかったです。あとほかのゲイの人もできればあまり人生に否定的にならないでいたらいいなと思います。でも大きなお世話よって言われたら黙ります。

d0151007_14563611.jpg
↑かっこいい人03殿堂入りのヒュージャックマン…



▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
7周年時→
6周年時→
5周年時→

▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
[PR]
by PeNeRoPe963_frien | 2013-05-29 15:00

絵 : UFO族



d0151007_795189.jpg

[PR]
by PeNeRoPe963_frien | 2013-05-29 07:09

絵 : 髪だけ劇場版


またちょこちょこらくがきをしよう

d0151007_2126439.jpg

[PR]
by PeNeRoPe963_frien | 2013-05-27 21:27



2013年3月の「テクネ 映像の教室展」でお客さんからいただいた衣装デザインを映像にまとめたものです。
遅くなってごめんなさい。





これらのデザイン画は、会場で描いて専用のポストに投函していただくというかたちで集めました。最終的には1260通ものデザインが集まり、そのほぼ全部が映像に入っています。数点、「これは誰かに怒られちゃうかも…!」というものがあったのでそれらは除いております。
みなさんものすごいクオリティの高さで、「いったいどんだけの時間をかけたんだ!」というものもたくさんありました。会期中の一ヶ月間、デザイン画が楽しみで(あと心配もあり・・・)何回も会場に行きました。展示の楽しい面を感じられました。(去年の個展のときはいろいろな対応に追われて大変だったので…)ほんとうにありがとうございました。もっとひとつひとつのデザインを紹介できるようにもしたかったのですが、今回はこういうまとめ方にいたしました。次にこういう機会があれば、もうすこし一個一個を皆さんに見ていただけるような形にできればいいなと思っています。


デザインハブの廣嶋さん、日に日に増えてゆくデザイン画の管理ありがとうございました。デザイナーの谷尾さん、マチルダ先輩のブースの壁に窓を作るというアイディアがあったからこれほど皆さんデザインしてくれたのだと思います。ありがとうございました。
ワークショップってよく名前を聞くようになった気がするけど、いまだに掴めない。でもまたやりたいなと思いました。ありがとうございました~。
[PR]
by PeNeRoPe963_frien | 2013-05-06 15:44

作品 : ハヤシフサイ



先日あった友人夫妻の結婚式用に作ったムービーです。





だんなさんも奥さんも、大学受験の予備校からの友人で、なんだかんだで私とも知り合ってから10年くらい。
私はそんなにまめに連絡をとったり会ったりしてないけど、いつでも気になる人たちです。特に奥さんはいい笑い方をするので、話していると嬉しくなります。

わたし自身には結婚というものはいろいろな意味で遠いから(ゲイは日本だと結婚できないし泣)、結婚の歌をつくるのなんて恥ずかしいしおこがましいと思っていましたが、林夫妻の二人並んでいる写真を見たり、これまでの紆余曲折(’v’)を思うと、二人はきっとお互いのことを考えたり、自分のわがままを言ってみたり、いろいろしながら関係性を作ってきただろうし今も作っているのであろうなあ、と想像がふくらみ、そのふくらんだ勢いのまま作ってみました。ときどき我に返って「やっぱムリ」と思いましたが、しめきりがきたので完成できました。
「人生のボーナス」とはごほうびみたいなパートナーが見つかってよかったね、というようなことを意図しているのですが、いろいろ他の夫婦のリアル~な話を聞いていると、「ボーナスだなんてとても思えない、むしろ借金だ!」という意見が少なくないように思います。ただ林夫妻のことを思うと、ほんとにお互いが見つかってよかったねと私は思えるので、ボーナスにしてみました。



余談ですが、「仲むつまじい」を「仲むまじい」だとずっと勘違いしていて、林夫妻に指摘され録音しなおしました。あと冒頭や途中に出てくるのは犬ではなく猫です。奥さんが猫好きだそうで。
特にタコが好きとは言われておりません。


あとこうやってムービーを作るのは、林夫妻が私にとって特別な人だからであり、お会いした事のない方やあまりよく知らない方からのご依頼はお引き受けしにくいのでご了承くださいませー。
[PR]
by PeNeRoPe963_frien | 2013-05-06 14:18