昨日、やる気あり美をいっしょにやっている太田と話していて、「今年いちばん驚いたことは?」「今年いちばん嬉しかったことは?」「今年いちばん買ってよかった物は?」など「今年のいちばん〜〜」を振り返っていたのですが、私が思いの外なんにも覚えてなくて盛り上がりませんでした。ナンダカンダで35歳だし、ここらへんから思い出に対して意識的にならないと知らないうちに何も思い出せなくなってるかも〜?と心配になり、あとになってもう一度考えてみました。考えてみるとそれなりに思い出したので、書いておこうと思います。
● 今年いちばん驚いたこと
NHK Eテレ「びじゅチューン!」の、「何にでも牛乳を注ぐ女」という曲が急激にネット上で拡散されたこと。
● 今年いちばん嬉しかったこと
やたらと忙しかった夏を乗り越えられたこと。
● 今年いちばん買ってよかった物

特に好きなのは1番のサビの始まりのカーン!という音に合わせて顔を上げるみりんちゃん(古川未鈴さん、赤色の人)の前髪がパーンとなるところです。でも本当に全員すばらしいです!
といった具合です。
年中どたばたしていて基本的にいつでも混乱しているけど、混乱してるだけだとアニメが作れないので(本当にじわじわした作業だから落ち着いてやらないと絵が描けないし増えない)、意識的に生活のサイクルを作ろうとし続けられたのは良いことでした。料理はまあそんなに進歩しないけど(←味見をしないからだ)毎日なにかしら作り続けた。えらいぞ〜。来年は関わる人々との関係性をだいじにだいじにしつつ、作品をより良く作れるように考えて行動します。
● 今年いちばん驚いたこと
NHK Eテレ「びじゅチューン!」の、「何にでも牛乳を注ぐ女」という曲が急激にネット上で拡散されたこと。
YouTube上では455万回再生(2018年12月31日時点)。アリアナ・グランデ先輩とかからすると「それがどないしてん」的な数字ですが、「びじゅチューン!」にとっては一大事でした。この拡散によって2018年は新しい視聴者の人が増えたようです。大好きなきゃりーぱみゅぱみゅ先輩がツイートしてくれたりもして嬉しかった(きゃりぱ先輩はYouTubeのリンクを貼られてただけだったので真意はわかりません)。
https://twitter.com/pamyurin/status/1016730558284435456
でも広まったのはTwitter上での違法アップロードがきっかけだったので、作品を作って作品を大事にしたい身としては複雑な心境でもありました。しかし私だってTwitterで流れてくる細かすぎるモノマネの違法アップロードされたものとか見てゲラゲラ笑ってるし、「赤ずきんと健康」もテレビで流れたものをニコニコ動画に無断転載した人がいたからこそいろんな人に見てもらえたという過去もあるので、どう捉えようかと態度を決めかねていたら年が暮れました!なんにせよ「びじゅチューン!」は美術に興味を持ってもらうための番組なので、興味のきっかけになれたとすると大変ありがたいことです。
でも広まったのはTwitter上での違法アップロードがきっかけだったので、作品を作って作品を大事にしたい身としては複雑な心境でもありました。しかし私だってTwitterで流れてくる細かすぎるモノマネの違法アップロードされたものとか見てゲラゲラ笑ってるし、「赤ずきんと健康」もテレビで流れたものをニコニコ動画に無断転載した人がいたからこそいろんな人に見てもらえたという過去もあるので、どう捉えようかと態度を決めかねていたら年が暮れました!なんにせよ「びじゅチューン!」は美術に興味を持ってもらうための番組なので、興味のきっかけになれたとすると大変ありがたいことです。
無断転載〜、キ〜!と言っている場合でもないのかもしれないし、ここらへんの考え方は色々試して変えていくのが良いのかもしれない。
(1月25日加筆 )
● 今年いちばん嬉しかったこと
やたらと忙しかった夏を乗り越えられたこと。
鹿児島県の霧島アートの森での個展、東京国立博物館での「なりきり日本美術館」展、「びじゅチューン!DVD BOOK4」の発売、「びじゅチューン!」の番組制作と夏休み特番やグッズ監修・イベント、毎日小学生新聞での連載などなど、すべての作業が重なった6月〜8月はTENYA & WANYAでした。私の場合作品を作るのってじわじわ〜っとした作業を重ねるじっくりコトコト系の行為なのに、夜中までコトコトやったその翌日にステージで歌ったり踊ったりサイン&握手会したりして、その生活の振れ幅に戸惑っていたし疲れた。でも二つの展覧会にはたくさんの人が来てくださったし(もちろん入場者数だけが展覧会の価値ではありません)、DVD BOOKとグッズの売れ行きも良いとお聞きしております。がんばってよかった〜。
「ミラクルエッシャー」展のグッズ売り場で買ったペーパーウェイト。
アニメの絵を描く時は紙を重ねて描きますが、これで押さえておけばズレないんです。作画用紙とタッピング機を使えばすぐ済む問題ですが、どこに行っても買えるA4とA5の普通紙が好きなんだ。そしてこのペーパーウェイトはかわいいので作業の楽しさが増すのでした。

● 今年いちばんよかった映画
これは難しいけど、ぱっと思い浮かんだのは「さよならの朝に約束の花束をかざろう」と「万引き家族」。
この二つに限らず「リズと青い鳥」もそうだし「君の名前で僕を呼んで」も「寝ても覚めても」もそうでしたが、見ていて苦しくなるような映画に惹かれやすい一年でした。自分のこだわりと不安に振り回されようとあきらめられずに思いを強めて周囲とズレていってしまう、時間が経って状況が変わってしまう!というような感じ。「万引き家族」は家の中の暗さとか、大人数で住む部屋の汚なさとか騒々しさがすごく上手に表現されていて、そこにも感動しました。そして「カメラを止めるな!」もとても楽しみました。
● 今年いちばん聞いた曲
でんぱ組.inc「ギラメタスでんぱスターズ」新曲が出るタイミングで読んだこの記事 をきっかけにでんぱ組.incのにわかファンに急激になった今年。中でもこの「ギラメタスでんぱスターズ」のライブ映像は元気になるので繰り返し見ました。
最上もがさんが辞めてしまっても、最上さんを大事に思いつつ今を進むんだ光速ですんませんねという曲の強さと、身体フル活用のパフォーマンスの素晴らしさ。私もぜ〜んぜ〜んレベルは違うけど人前で歌ったりするので、こんな風に魅力の宿ったステージにできればいいなという憧れも相まって何度も何度も見ています。特に好きなのは1番のサビの始まりのカーン!という音に合わせて顔を上げるみりんちゃん(古川未鈴さん、赤色の人)の前髪がパーンとなるところです。でも本当に全員すばらしいです!
といった具合です。
年中どたばたしていて基本的にいつでも混乱しているけど、混乱してるだけだとアニメが作れないので(本当にじわじわした作業だから落ち着いてやらないと絵が描けないし増えない)、意識的に生活のサイクルを作ろうとし続けられたのは良いことでした。料理はまあそんなに進歩しないけど(←味見をしないからだ)毎日なにかしら作り続けた。えらいぞ〜。来年は関わる人々との関係性をだいじにだいじにしつつ、作品をより良く作れるように考えて行動します。